映画感想グリーンブック

Amazonプライムで映画鑑賞
黒人差別が色濃く残る1960年代が舞台の作品です。
ネタバレありです〜


イタリア系アメリカ人の用心棒トニーと、天才黒人ピアニストドクターシャーリー、2人が行く先々でのトラブルへの対処を通じてお互いの背景と考え方を受け止めていきます。

黒人差別をする白人を殴るトニーが爽快(笑)けどトニーが殴れるのは彼が白人だからなんですよね。ドクターがそんなことしたらそれこそ袋叩きの報復にあう。黒人として教養高く生きる葛藤と頭の良さ、品性とトニーの粗野で荒削りで、けど憎めないタフさ、対照的でちぐはぐな2人だからこそだせる空気感がユーモアたっぷりに描かれます。

奥さんとのお手紙のやりとりはほんと心温まりますね。時代をかえるのはいつだって品性と芸術なのかななんて考えさせられた作品でした。